セラミック治療の審美治療「ラミネートベニア」とはどんな治療方法?
ラミネートベニアとは歯の表面を薄く削って薄い板を貼り付ける治療方法
ラミネートベニアとは、歯の表面を薄く削って天然歯の色をした薄い板を貼り付ける治療方法です。ベニアのように歯と薄い板を貼り合わせる治療法なので、ラミネートベニアというシンプルな名称になります。
貼り付ける板はセラミックスのポーセレンを主な素材にしており、歯の表面の汚れや隙間を塞ぐのに効果的です。従来のセラミック治療のように大きく削る必要がなく、歯の表面を薄く0.5mm程度削るので歯の全体に大きな影響が少なくて人気のある治療方法になります。
ラミネートべニアの料金相場は?
ラミネートベニアは極わずかな歯の表面を削るだけで、光沢感のあるセラミックスを貼り付けて自然の歯に見せることが可能です。治療にかかる料金相場は1本あたり5から15万とも呼ばれ、セラミック治療の中では高額な部類になります。
ラミネートべニアの治療費が高い理由は、施術には高度な技術を必要とするため歯の一本一本をオーダーメイド治療する必要があるからです。かつてのラミネートべニアは大量の歯を削る必要がありましたが、技術の進歩とともに負担がかからない治療を実現させています。
ラミネートべニアのデメリット
ラミネートべニアは従来のセラミック治療同様に、自由診療のために医療保険の適用ができません。歯の外観や形状改善を目的とする審美治療に該当するため、保険適用外治療で治療費は全額自己負担となります。
治療自体も薄い板を貼り付けるので、クラウンやインレーほどセラミックスの耐久性は優れていません。歯並びを大きく改善するには不向きで、食い縛りや歯ぎしりなど歯への負担にも弱いです。ラミネートべニアは外見改善を主としているため、治療の目的がハッキリとしています。