セラミック治療で行われるメタルボンドとはどんな治療?
メタルボンドはセラミックの内部に金属材が入ったクラウン
メタルボンドとは、セラミックスで覆われた金属材のクラウンです。金属材なので強度はセラミック治療のなかでも最も優れ、審美性と耐久性を兼ね備えています。金属をセラミックスで覆っているため見た目が美しく、強度を保ちながら天然歯を再現することが可能です。
表面がセラミックスなので汚れや歯垢が付きにくく、変色しにくいので審美治療としても高い効果があります。強度の高い金属を使用しているため、主に歯に負荷がかかりやすい奥歯におすすめの治療方法です。
メタルボンドの治療期間と料金相場
メタルボンドの治療期間は、セラミック治療の平均と同じ約2~3週間程度とされています。患者さんの歯の状態によって治療期間が変わるので、長い時は1ヶ月以上かかるケースがあります。
メタルボンドは金属フレームの上からセラミックスを被せるクラウンなので、オールセラミックスよりも安価で耐久性に優れる歯の修復治療が可能です。費用は金属材の価値や治療する歯の本数、箇所によって異なりますが、1本あたり約7~15万ほどとされています。
メタルボンドのデメリット
メタルボンドはクラウンの内部フレームに金属材を使用しているため、金属アレルギーを引き起こすリスクがあります。表面のセラミックスが欠損して歯茎が痩せている場合、内部の金属が剥き出しになってしまうこともあるのです。
また、内部が金属であるためオールセラミックスに比べて透明度が低く、色合いや見た目の審美性の面では劣ります。さらにメタルボンドは保険適用外となるため、銀歯に比べて治療費が高価になりやすいのもデメリットです。